わたしのジャニヲタ遍歴・前編
新型コロナウイルスの襲来からはや3年。有観客ライブやイベントが復活し、快適だったグループごとの1席空け指定席も収容100%に戻り、そしてライブでの声出しもついに解禁となった2023年。
ふと自分のジャニヲタ人生を振り返って見ようと思いたった。
ちなみに思い出とともになにか写真を付けたかったのだけど、ガラケー・iPhone4Sの充電器がないため掘り起こすことはできなかった。
ジャニヲタとしてのスタートはNEWS
まずわたしがジャニーズにハマったきっかけとしては、小学生の頃、友だちの影響だった。
(基本的にジャニヲタは「親が元々ジャニヲタだったから小さい頃からコンサートに連れてかれてた」という話をよく耳にするし、それがきっかけで自分も自然とヲタクに…というパターンが多いらしいが、わたしの親は全く男性アイドルというものには興味がなかった。)
新しいクラスで仲良くなった友だちAちゃんが山Pのファンだった。
放課後Aちゃんの家に遊びに行くと、まずリビングで録画してあるザ 少年倶楽部を見て、その後Aちゃんの部屋でMyojoを開き、パソコンのある部屋に移動してNEWSのPV(時代的にあえてこの言い方をしたい)をとにかく再生していた。
この頃はまだ自分の意思でと言うよりはただただ “見せられている ”状態だったので、上記のようななんとかTubeに載っているNEWSのPVが “ 公式 ”ではないことは微塵も考えていなかったが、たしかに当時はCDを買ったところでそのCDに付いてくるDVDにPVは収録されていなかったので、なんとかTubeかカラオケでしかPVを見る方法はなかったと思う。(他のグループは知らないけど)
そんな感じの放課後が頻繁に続き、それまでジャニーズとは無縁だったわたしも次第にジャニヲタの沼へと足を踏み入れていくことになる。
初めての担当
みんなそれぞれかっこよかったので、いざ “ 1番好きな人 ” を決めようと思っても正直決め難かったのだけど、とりあえずじゃあなんか好きかも〜〜と思った手越くんにした。
そこからなんかふわっとした手越担としての人生が始まった。
かといって小学生の生活に何か変化があるわけでもなく、いつも通りAちゃんとNEWSの話をしたりDVDを一緒に見たりする日々だった。
それから1年半ぐらい経った頃、なんと友だちBちゃんも山Pが好きということを知り、さらには今度のツアーに行くとのことだったので、ツアーグッズを買ってきてもらえることになった。
当時は地方の小学生なので行動範囲も狭く、ジャニショに行くなどのことはできなかったので、雑貨屋に売ってる所謂非公式のポスター(雑誌拡大コピーしてラミネートしてあるだけのやつ)とかキーホルダー(のちに筆箱に大量につけるやつ)とかをちまちまと買ってた。
今思えば金の無駄すぎるけど。
そしてBちゃんに手越くんのポスターとうちわを買ってきてもらい部屋に飾った。初めての公式グッズだった。
早くも担降りの時
そこから順調にジャニヲタとしての日々を歩み出していたわたしは、友だちとの交換日記で自分の番のときに切り抜きを貼りまくったりなどしながら、人生初のファンクラブに入会し、ジャニーズコンサートに行くことになった。
初めてのコンサートは
テゴマス 1st LIVE TOUR 2009〜テゴマスのうた〜
だった。
本当はNEWSのコンサートに行きたかったが、その年NEWSのコンサートツアーは行われなかった。
チケットの半券や当時のプリクラ、切り抜き、CDなどは後にくるヲタ卒+引越しのタイミングで処分してしまったのだけど、唯一残っていたものがあったのでここに記す。
↑のちに古株の友だちに「わたしは黒色だった」と言われ、一定の会員番号ごとに色が違うことに驚いた。
さて、テゴマスのコンサート自体は楽しかったのだけど、その後雑誌やテレビ、コンサートDVDを見たりするうちに当時副担としていた錦戸くんのことがより好きになってしまい、そのまま結局錦戸担当になった。
錦戸担になったわたしは関ジャニ∞のこともあれやこれやと調べるようになり、次第に関ジャニ∞のことも気になるようになっていた。
(逆に錦戸担でNEWS出の人っているのか???と今となっては思う)
そういえばこの頃あたりに、シングルにつくDVDにPVが収録され始めた。確か急上Showとか……そういえば抽選のストラップ欲しかったな。当たらなかったけど。
すると上の学年(姉の友達)に大倉担の子がいたので仲良くなり、そのままズルズルと関ジャニ∞にハマっていった。
その子が関ジャニ∞の単独カウコンに行くと言うので、ご厚意でグッズを買ってきてもらったりもした。
そして翌年、ついにNEWSのコンサートに行くことになった。
当時はほぼ気持ちが関ジャニ∞に向いていたから関ジャニ∞のコンサートに申し込むんだと決めていたのでNEWSのコンサートには申し込まなかったのだけど、
pepsで作ったホムペで知り合ったヲタ友が譲ってくれることになり、参戦が決まった。
生まれて初めて親無しでの遠出だったので心配性の親が終演後迎えに来てくれた。
NEWS DOME PARTY 2010 LIVE! LIVE! LIVE!
テゴマスの時は右も左も分からず手ぶらで見に行ったのだけど、この時初めてうちわとペンライトを持ってコンサートを見た。
数年後、別の人のファンになっても「四季魂のエンドレスサマーの大サビマジで最高だよね」と友だちと話すぐらい大好きなコンサートになった。そのときの白シャツに尻尾みたいなファーぶら下げてる衣装も好きだったな。
これが “ NEWSの錦戸亮 ” 見納めだとはさすがに思っていなかったけど。
結局、関ジャニ∞への熱は上がる一方で ほどなくしてeighterとなった。
ホムペで今で言う「各1」制度で友だちを募り、全担当分はなかなか集まらなかったので集まった計5人で遊びに行ったりご飯を食べたり。今となっては恥ずかしいグループ名をつけたりもした。
これは余談だけど、NEWSファンだった小学生の時、ホムペの掲示板で話している時に“NEWSer”という言葉を使ったことがある。
どこか他のホムペで見かけた言葉だったのだけど、まだヲタクになりきれていなかった自分はそれがNEWSのファンの呼称だと思って使ったら、その時話していた子が「NEWSerってあまり使わないほうがいいかも(><)NEWSのファンはNEWS嬢だよ!」と優しく教えてくれた。ヲタクはこうして知識を身に付け成長していくのだと学んだ。ありがとうあの時のヲタ友。
関ジャニ∞の初めてのコンサートは8UPPERSだった。
じきにグループの一人が相方になり、その後ツアーや∞祭に一緒に入るようになった。
すごはち は当選したけど当時年齢がギリギリ×だったので親と入った。
8ESTには唯一苦い思い出があって、入る予定だったスタジアムでの公演が台風で中止になり、背中にデカデカと担当の苗字をプリントしたパーカーを着れずに終わったこともあった。
8ESTドームのオーラス、最後の挨拶で錦戸くんが「8人」という言葉を発した時、一緒に入ったデビュー前からの錦戸担が泣き崩れ、背中をさすってあげたりもした。
とにかくeighter時代は本当に楽しかったし、ホムペからツイッターが主流になってヲタ友の輪も広がったり、メルマガよりも情報収集がしやすくなったり。
でも今みたいな映え!マウント!!みたいな風潮はなかったので、「自担を好きなわたしが好き♡」という感覚は特になく純粋に自担が好き!!!だけでヲタ活ができていた気がする。
自分はしがない田舎の中高生だし当たったチケットや友だちが譲ってくれるチケットでツアー数回入るぐらいの財力皆無ヲタクだったので、現場全ステ!良席しか無理!なガッツヲタク間では今のようなマウント合戦もあったのかもしれないけど。
ただツイッターで仲良くなった子も相方もみんな数個年上でデビュー前からの古株ではあったものの、わたしのような新規にも対等に接してくれたので、新規とは仲良くなれませんみたいな人の割合も今より少なかったかもしれない。
(今の“ 声デカ新規 ”が煙たがられる理由もものすごくわかるけれども)
一生eighterだと思ってた
時は2013~2014年。
高校二年生だった。突然中学校の友だちCちゃん(嵐担)がこんな連絡をしてきた。
「たしか中島健人好きだよね?」
???????????
あまりに突然すぎてなぜそうなった???という気持ちは拭えなかったが、「かっこいいよね」と当たり障りのない返事をした。
するとCちゃんが映画を見に行こうと誘ってくれた。
関ジャニ∞は相変わらず好きではあったものの、自分の中でのマンネリ化も感じていて、数年前の楽しー!!最高ー!!という気持ちも随分落ち着いてしまっていることにも気づいていたので、気分転換も兼ねて映画に行くことにした。
劇場版BAD BOYS J―最後に守るもの―
Cちゃんは最近中島健人くんが好きとのことで、同士が周りにいないから誘ってくれたらしい。(わたしが中島健人くんを担当ではなくとも好きだと思っているので)
見終わったあと、わたしは数年ぶりに新規ハイのような高ぶりを感じていた。
家に帰ってからもツイッターやプリ画像でBBJの画像を探して保存しまくったり、関ジャニ∞のために買っていた雑誌も見ていなかったページをひたすら開きまくったりした。
そしてドラマBBJも一気に見た。
(なので映画を見た時はイマイチ話が分からなかった)(当たり前)
流れるように相方ちゃんにも相談した。
「わたし担降りするかも」と。
その時短期間だけ頑張って続けていた日記にも、わたしはこんなことを書いていた。
今日は○○ちゃんと△△にBBJ見に行ってきた!ヒロ様かっこよすぎ(>_<)♡♡♡♡♡♡ヤバい(>_<)(>_<)!!!!!!
こうして、終わるはずのない永遠だと思っていたeighterとしての自分に別れを告げ、わたしの新たなヲタク人生が始まる。